今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

小選挙区制反対

中選挙区制が廃止され、小選挙区制になって何度目かの選挙だが、やはり中選挙区制のほうがいいと思う。
小選挙区制だと選挙区で一人しか当選しない。
ある地方で、4つの政党があり、それぞれ40%、30%、20%、10%の支持率があったとする。その地方から3人の議員を出すと仮定した場合、小選挙区制では全員が第1党の候補者となる可能性が非常に高い。この場合、60%が死票となる。
これに対して、中選挙区制の場合は、各党が一人ずつの候補者を出したとすると、90%の民意が政治に反映される。第1党が二人の候補者を出したとして、第1党二人と第2党の一人が当選したとしても、70%の民意が反映される。
中選挙区制が廃止された最大の理由は、選挙にお金がかかると言うことだったが、お金がかかるのは一時的な問題に過ぎない。選挙にお金がかかってもかまわない。より多くの人の意見が政治に生かされることのほうが大切だし、選挙にかかるのは税金の総額に比べれば微々たるものだ。選挙費用は国の負担にしてでも、多くの国民の意見をくみ上げられる仕組みを作るべきだ。 
小選挙区制は、その結果として国民の少数意見を無視することになる選挙制度だ。だから反対!