今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

ウイスキーを飲ませて発狂したMacが復活するまでの経緯について

Macbook Proが発狂した

先月の24日の夜、MBPの手前にショットグラスを置いてアイラのシングルモルトを飲みつつG+とかTwitterとかしてたときのこと。ちょっと手を伸ばした瞬間にショットグラスに手が引っかかって、ショットグラスを倒してしまった。ほんの少しだけど、MBPのトラックパッドとキーボードのスペースキーあたりにウイスキーがかかってしまった。

APPLE MacBook Pro 15.4/2.2GHz Quad Core i7/4G/500GB/Thunderbolt MD318J/A

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急いでティッシュで拭きとったけど、2〜3分後にはなにもしてないのに勝手にキー入力されるようになり、その後いきなり電源が切れてしまった。
とりあえず、Windowsマシンでログインしてツイート。

応急処置してみたけど復活しない

そして、翌日の朝。裏のカバーを取り外してみたら、トラックパッドの真下のバッテリーの下のところにウイスキーがついてたので、それもティッシュで拭きとる。バッテリーは特殊な工具がないと外せないビスが使われてた。とりあえず、カバーをあけたまま乾燥させつつ、工具を買いに行った。

↓こんな感じのやつをゲット。

ベスト 携帯電話用ドライバー HPD-04

ベスト 携帯電話用ドライバー HPD-04

「バッテリーは取り外さないでください」って書かれてるけど、保証期間は終わってるから気にしないで取り外してみた。トラックパッドの裏面にもウイスキーがにじんでたのでティッシュで拭きとった。

しかし、MBPは復活しなかった。

Appleのサポートに修理を依頼しようとしてみた

土曜日の午前中に、Appleのオンラインサポートのページからサポートを申し込んだ。

電話サポートを受けるには、「1回分の有償インシデント電話サポートの購入が必要です。」って書いてあるけど、結局は支払わないで済んだ。

たしか「続ける」をクリックした後で、フォームにこちらの電話番号を入力するところがあって、申し込んだ数分後には電話がかかってきた。

最初、MBPが起動しなくなったって話をしたら、4万円くらいで修理できるって話をされたので、そのまま修理を申し込もうと思ってた。いろいろと説明してるうちに、ウイスキーをこぼしたことをポロッと話したら、水没の場合の修理料金が適用されるって話になって、修理代金は12万6000円に跳ね上がった。(多くを語らずに修理を申し込んだ方がよさげ。いつの間にか起動しなくなった原因は、あなたが知らない間に誰かが水をこぼしたからに違いない。)

それだったら民間業者の修理のほうが安いんじゃないかと思って、当たって見ることにした。

別の業者に修理を依頼してみた

ぐぐってみて、博多にある「パソコン生活応援隊」ってところに持ち込んで診断と修理見積もりをしてもらうことにした。ちょうどこの日は「JavaQne」に参加する予定だったので、この店舗は持ち込むのに都合がよかった。店舗に行ったときは技術担当者がいないってことだったので、そのままMBPを預けてJavaQneに向かった。

月曜日に技術担当者から電話があり、修理するにはAppleと同じ12万円かそれ以上かかりそうだとのこと。それなら修理してもらわなくていいやって思って、送り返してもらった。

翌日、MBPが届いた。同封されていた診断内容はこんな感じ。

eBayで基盤を買って自分で交換してみた

基盤に問題があるんだったら、自分で基盤を交換すればいいじゃないかと思って、eBayで検索してみたら、新品が$550+送料$33の合計$583(約48000円)で売ってたのでサクッと購入。これが届くのを待った。

そして、届いたのが6月4日。いろいろと忙しくて放置。昨日の午前中に交換作業に着手した。参考にしたのはこちらのサイト。写真付きで分解の手順を細かく説明してるので、とても助かった。

MacBook Pro 15" Unibody Early 2011 - iFixit

ここのLogic Board Replacementを見ながら基盤を交換した。

そして電源投入。。。

やっぱり起動しない。というか、MagSafeコネクタのLEDが点灯してない。基盤交換前と同じやんけー!

ここで、ふと気付いた。こういうときは基本が大切。ひとつずつ確認して、悪い部分を絞り込んでいくしかない。

もう一度分解して、基盤を外した。

そして、基盤にファンだけを接続した状態にして、それ以外のコネクタを全部はずした状態で電源コネクタを接続。そしてMagSafeコネクタを接続してみた。

すると、ファンが回った!MagSafeのLEDも点灯してる。

つまり、基盤は生きてるってわけだ。っていうか、新品の基盤なんだから生きてて当然。

MagSafeコネクタを外して通電を遮断する。

次はHDD、その次は光学ドライブ、そうやってひとつずつコネクタを接続して通電させ、動作確認していった。

結局、死んでたのはキーボードユニット。キーボードユニットのコネクタを接続すると、電源が入らなくなった。

それなら外付けのキーボードとマウスで運用すればいいじゃないかということで、キーボードユニットのコネクタだけを外した状態で組み立てて、電源を投入してみた。

MBPは起動したが・・・

ジャ〜ン♪

MBPが起動した。ログイン画面が出てきたので、マウスでクリック!

反応しない。。。

キーボードの操作は受け付けるし、マウスカーソルも動くんだけど、クリックに反応しない。たぶん、マウスボタンが押された状態のままになってると認識してるらしい。

一旦シャットダウンして再度分解。トラックパッドのコネクタを基盤から外して再起動したら、問題なく?使えるようになった。

はっ、もしかしたら、もとの基盤も生きてるんじゃね?

もう一度分解して、ヒートシンクやファンを取り外してある基盤を電源コネクタに接続してMagSafeコネクタをつないでみたら、案の定、問題なく通電した。たぶん、基盤は生きてるっぽい。

でも、ヒートシンクやファンをつけかえるのもめんどいので、新しい基盤をそのまま装着して組み立てなおした。

これで、MBP復活。本体のキーボードとトラックパッドは使えないけど、とりあえず復活。

しかし、もうひとつ問題が発生。いままでWindowsで使ってたHHKをMBPに接続して使ってるんだけど。。。

システム環境設定のキーボードで設定を変えればなんとかなるのかなー、って思ったら、本体のキーボードのコネクタを外してるからなのか、Mac対応のHHKじゃないからなのか、設定しようがなかった。

101キー配列なんて何年も使ってなかったから、いろいろと入力に戸惑ってたり。あと「~」を直接入力できないのが不便。まあ、しゃあないか。MBPをまったく使えなくて、Windowsであーだこーだするのに比べれば、はるかに快適。

PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 日本語配列 USBキーボード ホワイト PD-KB210W/U

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Bluetoothキーボードでも買えばもっと快適になるのかな。