「リサイクルは資源の無駄使いだ」（名古屋大学、武田邦彦教授）

抜粋の部分を引用。

リサイクルによって資源を無駄にしている。ペットボトルの場合、分別や運搬、再生加工に必要なエネルギーは石油換算で年間１６０万トン。これだけの石油を原材料に使えば、再生するより約３倍のペットが生産できる。つまり同じ量のペットを作るのに石油を三倍使っている。

基本的にリサイクルは多くの資源を必要とする。だからヨーロッパ各国はペットボトルではなくガラス瓶を使っている。
資源節約の基本は 3R (Reduce・Reuse・Recycle) だ。第一は Reduce。つまり、まず減らすことが大前提。そして Reuse。これが空き瓶を洗浄して使うといった方法。ビール瓶や一升瓶などがこれにあたる。そして Reduce も Reuse もできなければ Recycle を選択するのだ。
でもねぇ、Recycle してもトータルで資源を節約できないならゴミとして処理した方が地球に優しいのよね。
例えばここ数年のエコカーもそう。エコカーに買い換えると、それまでの車が消えてなくなるわけではなくて、誰かが中古車として使うことになる。そして最後に余った車が廃車として処分されるんだけど、1台の車を廃車するために必要なエネルギーや資源と、エコカーを1台生産するために必要なエネルギーや資源を考えると、買い換えずにメンテナンスして乗りつづけた方がよっぽど地球に優しい。つまり、買い替えを Reduce するのが地球に優しいわけ。
要するに Reduce 重要ってこと。