今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

ドキュメントを作る能力は大切

Developers Summit 2005 感想を読んで思ったことを書いておく。(感想を読んだ感想?(^^))

ほかに印象的というか気になったのは、「アジャイルとか言っても、1度はしっかりウォーターフォールで作るべき。ドキュメントを作らないという決定をするときは、作れるけど作らないという状態にすること」と。

読んで初めて気が付いたけど、まさにそのとおり。
ドキュメントを作る能力ってのはものすごく大切。考えを文書化するのはひとつの技術であって、身に付けておかなければならない必須のものだ。ドキュメントを作る過程で頭の中にあるものを整理し、ドキュメントを読む人のために可能な限り誤解のないように文章と図と表を駆使して論理的に構成しなければならない。
ソフトウェアプロジェクトのすべてが、アジャイルなプロセスで成功するとは限らない。それは、「アジャイルと規律 〜ソフトウエア開発を成功させる2つの鍵のバランス〜」でも示されているとおり。ソフトウェアプロジェクトに応じて、適度なドキュメントが求められる。
それに、いまどきの会社の多くでは ISO9000 のために適度のドキュメントは求められる。そのとき、ドキュメントに記述する情報量の加減は、ドキュメントを書いた経験が教えてくれる。