今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

バグ原因

会社の不具合報告書にはバグの原因を分析して記入する欄がある。バグの原因としては、簡単にいうと、要求仕様の間違いなのか、設計不良なのか、単なるコーディングミスなのか、などがある(実際は20種類くらいの細かい分類がある)。
でも、バグの種類によっては分類しにくいものがある。OS のバグや Javaのバグ、使っているサードパーティフレームワークやライブラリのバグなどがそれ。
これまでは「試験漏れ」に分類してたんだけど、ちょっと前からバグの原因の欄が、「発生原因」と「流出原因」に分類されてしまった。品質保証部門としてはその手のバグ原因を「他モジュール理解不足」とさせたいらしいが、それは違う。理解してきちんと使っているのに、仕様どおりに動作してないんだから、断固として「他モジュール理解不足」ではないのだ。
幸い、不具合報告書の様式が変更されてからはその手のバグに当たってないんだけど、もし当たったときは空欄で出すしかない。そのときは「分類の種類が足りてないことが文書的なバグだ」と指摘し返してやりたいと思っているんだけど、なかなかその機会がない。