今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

建築家とは?

id:m_pixy さんのコメントが気になって建築家について調べてみた。以下のサイトが参考になるかも。

このサイトでは、建築家とは、

建築士法に基づき、建築士の名称を用いて、設計、工事監理等の業務を行う資格を有し、長年にわたり専門家としての能力を研鑚し、公共性を持つ「建築」を通して社会に貢献している職能をいいます。

と説明されている。
建築家に対応させたITアーキテクトって職能があるとすれば、長年にわたり専門家としての能力を研鑚し「ITシステム」を通して社会に貢献しなきゃいかんわけだ。
建築家職能原則五項目ってのがあるようで、その見出しだけ引用する。

1. 自己の信念の確立
2. 多彩な専門家能力の研鑚
3. 自由で公正中立な立場の保持
4. 適正な報酬と社会に対する責任
5. 職能団体であることの宣言

これって、ITアーキテクトって職能があるとすれば、そのままあてはまりそうな気がする。中でも3番目の「自由で公正中立な立場の保持」って、SIerに所属してちゃ実現は困難だろう。所属している組織の政治的呪縛からは逃れられないのだから。
4番目の「適正な報酬と社会に対する責任」も重いテーマだ。適正な報酬ってのは有資格者に業務を独占させないと社会的に成り立たないだろう。無資格者が粗悪な欠陥システムを安く提供できないようにしなければ、お金を出す側はつい安い方へ流れてしまいがちだから。
それはそうと、いわゆる「コンサルタント」ってのは、他のはともかく決定的に4番目を欠いてるよな。