今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

ネットワークはなぜつながるのか

神さんが図書館で本を借りるというので、近所の図書館の小さなに子供達も連れて付き合う。あまり期待してなかったが、最近はパソコンが家電化してくれているおかげか、コンピュータ関連の棚が5mくらいあった。さすがに専門書の数は少なくて、WindowsXPとかWordやExcelの使い方関係の本や、デジカメやスキャナの使い方の本が多かった。その中から見つけたのがこの本。さっそく借用。
前からちょっと気になっていたけど、なんとなく買うのをためらっていた。
手にとってざっとながめておもしろいと感じた。インターネットでブラウザを使うのは、今時では多くの人がやっている。それを例にあげて、この本が書かれている。
300ページを超えているこの本の内容は、ブラウザでリンクをクリックしてリクエストがサーバにたどりつき(1章から5章)、応答がブラウザに返される(6章)までの流れを、アプリケーション層から物理層までの範囲を詳細に解説してくれている。
Webシステム(に限らず、ネットワークアプリケーション)を作っている人なら、読んでみることをお勧めする。興味がないところは斜め読みでも読み飛ばしても構わない。読み飛ばしたところについては、「なぜつながるのか」が分からないだけで今までと変わらないんだし。
いちお、Amazonから目次を引用しとく。

第1章 Webブラウザがメッセージを作る
〜ブラウザ内部を探検〜 

第2章 TCP/IPのデータを電気信号にして送る
〜TCP/IPソフトとLANアダプタを探検〜 

第3章 ケーブルの先はLAN機器だった
〜ハブとスイッチ、ルーターを探検〜 

第4章 プロバイダからインターネット内へ
〜アクセス回線とプロバイダを探検〜 

第5章 Webサーバーに遂にたどり着く
〜ファイアウォール、キャッシュ・サーバーを探検〜 

第6章 返信データが完成し、Webブラウザに戻る
〜わずか数秒の「長い旅」の終わり〜

なんで「第3章」だけ全角なんだろう?(よくあることだけど)