今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

Re: 読んではいけない

リーンソフトウエア開発もいいんだけど、今の日本の大半のソフトウェア開発現場にはアジャイルと規律のがお勧め。(まだ途中までしか読んでないけど)
ウォーターフォールプロセス(本の中では「計画駆動型」と呼ばれている)とアジャイルの特性を、開発規模・開発メンバー(スキルと人数)・重要度・要求の変更頻度の各要素別に分析している。そしていろいろな開発事例を挙げ、アジャイルと計画駆動型の要素をバランスよく組み合わせることを勧めている。
この本を読めば、計画駆動型で進めることを前提としている日本の多くのソフトウェアプロジェクトにおいて、アジャイルの要素をうまく取り込んでいくための示唆が得られるんじゃないかと思う。

「必要ないドキュメント作成しすぎ斬り!!!」

これにも、いい答えがさらっと書いてあったりする。
アジャイル関係の本って、アジャイルに興味を持ったプロジェクトマネージャみたいな人が読んでくれない限り、アジャイルが採用されるっことは無いだろうけど、この本はちょっと違う。計画駆動型ありきの人に読ませても、アジャイルの価値を認めさせるだけの説得力がある。