Windowsの標準機能だけでできる ノートPC情報漏えい対策のポイント

この中で紹介されているもののうち、特に気に入らないのが、

対策7：Webブラウズ用パスワードを保存せず、毎回入力するようにする

っての。そんなんかったるくてやってられん。第一、いろんなWebサイトのパスワードなんていちいち覚えられるわけがない。
で、何がいいたいかって？もちろん、Opera。
Opera はログイン画面が出てきたからっといっていきなりユーザ名とパスワードが入力された状態にはならない。Ctrl+Spaceを叩くと自動でユーザ名とパスワードを入力してくれる。つまりCtrl+Spaceを叩かないと入力してくれないので、その操作を知らないと覚えさせてあるパスワードを使うことはできない。
さらにマスターパスワード機能もある。マスターパスワードを設定しておくと、Ctrl+Spaceを叩いたときにマスターパスワードを聞いてくる。そこでマッチすればユーザ名とパスワードを自動入力してくれるのだ。つまり、マスターパスワードを知らないと、Webサイトの自動ログインができない。
このマスターパスワードがあるおかげで、いろんなWebサイトのパスワードをOperaに覚えさせておいても他の人は簡単には盗めないようになっている。Opera はよく考えて作られている。
その点、IEはWebサイトにアクセスしただけで勝手にユーザ名とパスワードを入力済みの状態にしてくれる。Mozillaもそう。
それから、ブラウザに覚えさせたパスワードを消せるかどうかってのも大事。操作ミスで意図せずに覚えさせてしまうことだってあるからだ。Operaでは、特定のWebサイトだけを選択してパスワードを消すことができる。ひとつのWebサイトに複数のユーザ名を登録してある場合は、ユーザ名まで選択して消せるようになっている。
それに対して、IEのすごいところ。IEの「オートコンプリートの設定」で「パスワードのクリア」すると、今までせっせと覚えさせたパスワードを全部まとめて消してくれるのね。すごすぎ。
って、そういえば、M$って会社はセキュリティのことなんてなーんも考えないってことを忘れてたよ。