今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

ユースケース図

システム全体のユースケースを考えるとき、ユースケースはひとつだけに絞る。それが、システムが実現しようとしていることそのものであり、システムが達成しようとしている目的だ。あとのユースケースは、ひとつのユースケースを実現するためのユースケースであることが多い。
次に、その周辺のユースケースを書く。でも、たくさん書くのはよくない。ひとつのユースケース図に書くユースケースは、5個程度までにしておいた方がよい。ひとつの図の中にたくさんのユースケースを書くと、パッと見が煩雑で分かりにくそうな印象を与える。
ユースケースが多くなるなら、複数のユースケースに関連する共通の言葉を抽出し、ひとつのユースケースにまとめてしまえばよい。
機能ブロック毎に、それぞれ別のユースケース図を書くことも検討する。そうすると、ある機能に関連したユースケースが集まっているので、ユースケース図の意図が明確になる。
例えば、Webでショッピングサイトを作るのなら、最初に書くユースケースは「商品を見る」だろう。商品を見ないで買ってくれる人はいない。
ログインやショッピングカートなんて、(重要かもしれないけれど)単なるオマケだ。そこらの店で買い物をする時だって、バスケットやショッピングカートを使わなくても買い物はできる。