今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

続・風船の科学

ヘリウムの原子量は4しかないし、電気的に中性なので分子にならずに単一の原子だけで気体になる。空気中の多くを占める窒素は原子量14だが、2個の原子で分子を構成するので分子量は28となる。この差は7倍もある。このことは、ヘリウム原子は窒素の7倍のスピードで空間を飛び回ることを示している。風船の内部で飛び回るヘリウム原子が風船のゴムにぶつかるとき、外側から風船にぶつかる窒素や酸素(分子量32)と同じエネルギーを風船に与えなければ、風船はしぼんでしまう。そのためにヘリウムは窒素ガスの7倍以上のスピードで空間を飛び回っているのだ。
(もう眠くなったのでここでおしまい(^^;)