今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

がん罹患率の変化

資料を見つけたのでメモっとく。
財団法人がん研究振興財団ってのがあって、そこががん研究のデータを公開してたので、ちょっとだけチェックしてみた。こちらのページに大量のPDFが公開されている。
財団法人がん研究振興財団
この中に「18. がん年齢調整死亡率・罹患率年次推移 (PDF 487KB)」という資料があるので、グラフだけ貼りつけとく。

医療が発達して死亡率が減ってるのは理解できる。けど、罹患率の増え方ってこれ異常じゃない?
がんに罹患するということは、遺伝子が破壊されることによってがん細胞が発生しているから。じゃあ、なぜ遺伝子が破壊されるのかって話になるけど、それは紫外線や自然放射線、摂取する発がん性物質などによると考えられる。
紫外線や自然放射線って、近年で急に増えたりはしない。まあ、オゾン層の破壊とかで、紫外線は増えてるかもしれないけど、紫外線によって増えるのは皮膚がんだ。だけど、他の資料によると、皮膚がんは「その他」にひっくるめられてて罹患率がわからない。
15. 部位別がん粗罹患率推移(1980年〜2005年) (PDF 479KB)には、

男性では、肺がん、大腸がん、前立腺がんの割合が増加し、胃がんの割合が減少。
女性では、大腸がん、乳がん、肺がんの割合が増加し、胃がんの割合が減少。

と書かれている。胃がんが減ってるのは、食生活の変化によるものだと考えられる。昔に比べて塩分の摂取量が減ってるので、結果的に胃がん罹患率が減少していると考えても無理は無いと思う。しかし、ここはだまされちゃいけないところ。胃がんの割合は減少してるけど、罹患率は増えてるのだ。
結果的にここ数十年で、急激にがん罹患率が上昇している。がん罹患率が原因もなく増えるとは思えないので、何かの原因があると推察する。個人的に可能性が高いと思っているのは、以下の2点。

他になにか原因になりそうなことある?