今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

顧客にダイレクトにリーチできるTwitter

企業の公式アカウントは、とにかくたくさんの人をフォローすべきだと思う。そして、フォローしている人のつぶやきを常時監視して、自社製品やサービスに関連のあるキーワードをチェックしておけばいい。誰かがキーワードを発したときにアラートをあげる。ここまでは自動化できる。
アラートがあがったら担当者がチェックして、もしつぶやいている人が困っていて、それが自社製品・サービスを利用することで解決できそうならば、その人宛に@でメッセージを送ればよい。そうすれば、自社製品・サービスを利用してもらえる可能性が非常に高いのではないかと予想する。
これは、従来の広告とはまったく違っているアプローチである。広告は、これまではマスメディアを使って、とにかくたくさんの人に製品やサービスを知ってもらうことを目的としていたが、多くの関係のない人にとっては無駄な情報でしかなかった。それが、AdSenseのような特定のキーワードマッチによって、興味を持ちそうな人々にのみリーチするシステムに移行しつつある。しかしながら、広告とは、いくらターゲットを絞ったとしても「百撃ちゃ当たる」方式でしかない。広告の受け手のうちの誰かに需要があるという保証はない。
それに対して、Twitterで企業の公式アカウントが多くの人をフォローすることは、従来のリーチとは完全に逆方向である。大量の情報をチェックすることで、企業自らが、自社製品やサービスの需要を見つけ出すことができる。しかも、需要を見つけるだけでなく、適切にフォローし続けることで顧客との信頼関係を築くことも可能である。信頼関係が築ければ、その顧客が別の人に製品・サービスを紹介してくれるであろう。
極端な話、一日中Twitterしてる営業担当者なんてのもありかもしれない。

たまたま、きしださんも方向性は違うけど関連の深いエントリを書いたみたいなので、リンクしておく。
TwitterはGoogleの長期的な目標をすでに達成し、Googleには不可能なことを実現している

追記
いちいちたくさんの人をフォローしなくても、検索すればいいか。数千もの企業公式アカウントからフォローされるのも、監視されてるみたいでちょっと怖いかも。w