速読の科学 - 脳の「読書回路」を解明する
id:nowokay さんが速読についてちょっと触れていた。
ぼくの考えでは速読というのは、通常の読み方だと視覚野→意識→聴覚野→言語野→意識という感じで認識がすすむところを、視覚野の発火から直接言語野を刺激する訓練なんだと思う。
Amazon のレビューを見る限りでは、この本ではそのあたりの話を科学的に説明してるっぽい。
Amazon のレビューから一部引用する。
速読の原理としては、 もともと人間が持っている「見る力」は数万字/分にも達する。 従って、「速読眼」→「速読脳」の順に開発を目指す。(P.54) →左脳に頼る限り速読は身に付かない。右脳を活用した情報のイメージ化が必要。(P.91) →脳波図から、「速読脳」を持つ人の脳の活動は、普通の人と明らかに異なることが分かる。(P.118) →速読するための脳内回路は、右脳を活用し無駄な処理が省かれたものである。(P.102、P.133) と筋道は通っているようです。
つまり、速読しない人にの脳活動には現れない、まったく別の脳活動ができるようにノーミソを開発しろ、ということらしい。
「無駄な処理が省かれた」ってのはなかなか的確だと思う。頭の中での読み上げは無駄なだけじゃなくて、速く読むのを妨害している。まずはこの妨害している部分をパスするだけで、数倍程度の読書速度の向上が期待できると思う。
さらに右脳を使えるようになれば、飛躍的な読書速度の向上が期待できるってことらしい。