今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

なぜ、進捗率が上がらないのか〜進捗が上がらないヒミツ

最近は小さい(?)仕事ばっかりやってるもんで、進捗率なんてまったく頭になかったよ。いついつまでにやんなきゃいかん!ってのを平行して抱えてる状況。まぁ、それはおいといて。

百里の道を行く者は、九十九里をもって全行程の半ばとす。」

なんて書かれているけど、ソフトウェアプロジェクトも似たようなもんだ。特にウォータフォールモデルの場合だと、100%できたといっても、その後にはテストが待っているわけで、テストをするだけバグがごろごろ出てきたりする。
もちろん、テスト工程はプロジェクト全体の最後の2割くらいの期間を予定しているので、「コードを書き終えた=作り終えた」ではないことは明白なのに、管理者たちは自分たちの都合のいいように理解する。
以前、「テストは期待通りに動作することを確認するための工程だ」と言い放った人がいた。そんならテストなんてやんなきゃいいじゃん。
その点、アジャイルはいいよね。リリースのスコープがはっきりしてて。いきなり100%をねらうんじゃなくて、10%を10回繰り返す、みたいな。
最初に考えた100%だと、できたときには思っていたことの半分くらいしか実現できてない可能性がある。それに比べると、10%を10回積み重ねた場合は、それぞれのリリース単位で学習した結果が次のリリースに活かせるので、間違いなくよりよいものが作れる。