今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

機能テストの試験仕様書

機能テストの試験仕様書を書きながら、ふと気付く。
「あ、ここできてないかも。」
動作確認してみると、やっぱりできてなかった。試験仕様書を書くのは重要だ。作っている間は(今回のは作るというよりは単なる設定作業なんだけど)、ひととおりテストしながらやっているつもりかもしれない。でも、試験仕様書を書くときは網羅する(例えば一覧表などを作るとか)ことを念頭にしているから、それまで気付かなかった点に気付く機会を与えてくれる。
そういう意味では、試験仕様書を書く作業というのは、テストを実施しているのと非常に似ている。試験仕様書を書きつつも、頭の中ではそのときの動作がシミュレーションされ、バグに気付く。
ユースケースとシナリオの作成は、システム開発の初期に行われる。その時点では気付かないことも、システム開発を進捗とともに開発メンバーの学習が進むと、それまでは見えなかった新しい事実に気付く可能性が高い。
きちんとした文書にまとめるかどうかは別として、網羅的に洗い出す作業は大切だと実感した。