今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

ウィトゲンシュタイン入門

通勤電車で読む。昨日の夜遅く、帰るときに読んでいたけど、疲れた頭には哲学は難しすぎた。でも、朝ならそんなに抵抗なく読めた。

肖像画であれ、地図であれ、楽譜であれ、およそ現実(人物、地形、音楽)を記号的に表現し直そうとすれば、その記号的表現は現実の写像でなければならない。
(略)
言語はそうした写像の一例にすぎない。

ここ読んで、哲学ってモデリングだよなー、とか思う。
UML でいろんな図を書き表したりすることは、自分の頭の中でイメージしているモデルを、UML図という記号的表現で写像しているってことだ。
こうしてここに書き付けていることも似たようなことで、今、頭の中にある考えを言語(という記号的表現手法のひとつ)を使って表現しているってことだ。
そしてウィトゲンシュタインによれば、写像が正しくなければ、それ(写像)は無意味である。
言語によって表現した写像が意味を持つためには、正しく言語を使い、現実を正しく写像しなければならない。