今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

アジャイルソフトウェア開発

satoshis2005-02-04

id:m_pixy さんの日記に対する id:akon さんのコメント。

話している内容はネットで取れたりするんだけど、そう体感って大切。本を読むのと著者の講演を聞くのは大きな違いがあるのはなぜだろう。

アジャイルソフトウェア開発」の「3.2 コミュニケーションギャップを埋める」の中で以下のように書かれているのは、まさにこのことだろう。

聴覚
言語の単純な使い方では、話し手はポイントを強調するために、彩り豊かな形容詞、誇張表現、メタファなどを使用する。
言語の単純な使いか対外に、話し手はピッチや音量を変えたり、区切りをゆっくり話したりして、文中のアイデアを強調する。
視覚
人は言葉だけでなく、ジェスチャでコミュニケーションを取る。話しながらジェスチャをするか、あるいは肩を上げたり指差したりして強調することも多い。
人は空中で手を動かして、形をなぞったり、話の内容を強調したりする。質問または強調を示すために、眉を上げることもある。
ここでも、ゆっくり区切ってアイデアを強調することがある。たとえば、はっきりしている箇所は素早く描き、あまりはっきりしない箇所や、より重要な箇所はわざとゆっくり描く。あるいは描くことを中断する。
(以下略)

単純にデータ量で比較してもその差は歴然。講演の内容をドキュメントとして読む場合、文字と図と写真からなる。多くても1MB程度か。1時間分の音声を録音すると数十MBになるだろう。1時間の講演をビデオにすると数百MBになる。
アジャイルソフトウェア開発」では、ビデオやテレビ電話でも伝わらない情報があることも説明している。