今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

自衛隊のイラク派遣と3邦人拘束に関連して

とりあえず、いろいろと検索しているうちに見つけた、「奥さん、井上さんは米兵に殺された!」というページを紹介。
実はそんなことはどうでもいい。
イラクで拘束された3人に対して、自己責任だとか何だとかいろいろつまらないことを報道しているが、そんなことは誰にも言う権利はない。危険を覚悟で、他の誰がイラク支援に行ける?
このような状況でイラクに行く決意をする人を批判できる人なんていないはずだ。イラクの危険性を知っていて、それでもなおかつ、イラクを支援しなければならないという使命感があるからこそ、決意して退避勧告が出ているイラクに行くはずだ。
まず第一に指摘する点は、政府は人命よりも国益(???)を優先して自衛隊を撤退させなかったこと。これは言い換えると、国益のためには命を捨てろということに他ならない(というか見殺しと言う方が適切かな)。そういう首相を(間接的にだけど)選んだのは先日の選挙での有権者の判断だというのも悲しい事実。
二つ目。今回、テロ(拘束)に遭った人に対する国の態度は、国民の生命に責任を持たないと言う意思を表明している。日本国内でイラク武装派が国民が拘束されたとしても、国(小泉)は同じ態度を取るに違いないと言うことを示している。
三つ目。自衛隊を撤退しない限り、同じような事件が繰り返されるのではないかと危惧する。イラクの人たちはNGOは歓迎しているが、自衛隊は歓迎していない。そのことは、今回の事件でも明らかだ。
最後に。イラクで拘束された人たちの家族のみなさんへ。あなたたちの家族がしたことは決して間違っていません。彼らが、イラクへの支援が必要と判断し行動してきたことは、日本とイラクの信頼関係を強くしてきたはずです。自己責任を問う世論に負けないでください。彼らは、今回の件で「自己責任」と言われている以上の成果をあげているはずです。そのことは、国民の誰よりもあなたたち家族の方が一番知っているはずです。救出にかかった費用の一部を負担させようとするような意見もあるようですが、きっとそれ以上に価値がある貢献をしてきたと私は信じています。拘束されたあなた方の家族は、政府がイラク自衛隊派遣をしたために拘束され、命の危険にさらさらたのです。国を相手に慰謝料請求訴訟を起こしたっていいのです。自衛隊派遣がなければ拘束されることはなかったのですから。