今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

システムは高い?

システムは高いか?
発注する側が期待している金額をA、開発する側が提示した金額をBとする。AとBの関係を分類すると、以下の5つがある。

  • A ≪ B
  • A < B
  • A = B
  • A > B
  • A ≫ B

この中で「システムが高い」と言われる可能性があるのはどれかというと、数値的には上から二つ。だけど、「A < B」を「システムが高い」かどうかを考えると、それって微妙。だから「A ≪ B」を「高い」と定義することにしてみる。そうすると、「A < B」と「A ≪ B」の線をどこに引くかが問題になる。そこの線をどこに引くかは、とりあえず後回しにしてみる。
日常の買い物を考えてみる。ランチを食べに行くことに例えてみよう。一人か二人?それとも数人?数十人?内容は、コンビニ弁当、ファーストフード、定食屋、ファミレス、ラーメン屋、そこらにあるイタ飯屋やフレンチのランチメニューかコースメニュー、または有名レストランのコースメニューなどなど。ランチを食べに行く前には、当然それなりの予算を考え、その上でどれを選択するかが決まる。
システム開発はどうか?
発注する側は、どの程度のシステムを構築しようとしているのか分かっているんだろうか?
では、開発する側は分かっているか?その答えもNOだ。それが今の世の中にある大半のシステム開発の実態。上に書いたような分類ができているのは、長年にわたってパッケージソフトを供給している一部のベンダーだけじゃないかと思う。
つまりね、多くの人に認められている「システムの相場」ってのが世の中に存在しないのよ。
(まだまだ続く)