「VBの倍の開発生産性」というJavaベースの開発ツール、IBM初公開

「Visual Studio .NETと比較してみても、倍近く生産性が高い」

IBM なだけに、VisualAge for Java や WebSphere Studio の反省点をきっちり生かしてきてるんではないかと思う。
開発ツールという分野も熟成してきているので、倍の生産性というのはあながち嘘ではないという期待ができる。

正式製品リリースのためにはJSFの仕様が決定する予定の来年春を待ち、認定を受けたうえで発売することになるだろう

つまり、JSF フレームワーク上で動作する Webアプリケーションを開発するための IDE のようだ。
IDE の使用において個人的に非常に気になるのは、RADツールが生成するコードのモデリング。どの程度オブジェクト指向的なコードを生成するのかによって、システムの保守性に大きな影響を与える。
Rational XDE のようにデザインパターンをテンプレート化して利用できるようになっていれば、よくデザインされたオブジェクトシステムができるだろう。しかし、そのようなコードを生成してしまうと、開発者にはかなり高いオブジェクト指向のスキルが求められることになり、使える開発者が限られてしまう。
この辺の問題を「さすが IBM」とうならせるような方法で解決しているのではないか、と期待している。