今日の役に立たない一言 - Today’s Trifle! -

古い記事ではさまざまなテーマを書いていますが、2007年以降はプログラミング関連の話がほとんどです。

CCCD

Amazon で本を買うついでに CD も買おうと思ってミュージックストアで検索してみた。
すると、なんか CCCD と書いたタイトルがたくさんある。今まで買ってきたのにはなかったけど、今回は買いたいのに CCCD と書いてある。なんとなく気になって Google で検索してみた。
すると、気になることが書いてある。例えば東芝EMI の FAQ から引用する。

Q1.コピーコントロールCDCCCD)とは?
A.(略)
通常のCDプレーヤでの再生を意図して製作しておりますが、下記の一部のCDプレーヤ、CDレコーダ、コンパチプレーヤでは、再生に不具合を生じる場合があります。
●ポータブル、MP3再生対応、CD-R/RW再生対応、などのCDプレーヤ、及び音楽用CD-R/RWレコーダ
●カーナビ、DVD、SACD、LD、ゲーム機などのコンパチプレーヤ

あのー、うちにあるプレーヤは MP3対応DVDプレーヤと MP3/WMA 対応カーステしかないんですけど。。。
(もちろん、パソコンのCDドライブは「通常のCDプレーヤ」ではない)
んで、

Q4.自分のCDプレーヤで再生できるかどうかを確かめたい時は?
A.当社の担当窓口へお電話いただければ、個別にご回答させていただきます。
電話番号:03−5512−1798 CCCD担当
サポート時間:平日 9:00〜12:00、13:00〜17:00

って?電話料金払って聞けって?
あ、もうサポート時間外か。
ついでに調べたこのサイトCCCD にちょっと詳しい。ここの FAQによると、

CCCD」は普通のCDプレーヤで再生できますか?
A : 自己責任で再生してください。オーディオ機器のメーカーは「CCCD」の再生を保証していません
CCCD」が再生できた場合でも、プレーヤーに問題が発生しませんか?
A : 間違いなく影響があります。プレーヤーの寿命を縮めますし、最悪の場合、壊れます。

とか書いてある。寿命を縮めるとか壊れると言うのは根拠が不明なので判らないが、規格外なので再生できないと言うのは理解できる。
とりあえずは買わないほうがよさそう。
とかなんとか思いつつ、Google で別のところを探すと、CCCD不買宣言というサイトもあった。
激しく同意。そもそも、違法コピーを防止するという目的は分かるが、ちゃんと購入している人が余計な負担をしないといけないのは本末転倒だ。返品も認めないし、機械が故障しても責任を持たないと言っている。(CDメーカーがそのように主張しても、消費者保護法により無効になると思われるが)
普通の人はとかって、ラベルのデザインの一部としか思ってないだろう。(ワタシだって前者が規格を満たしているマークだとは知らなかったし、後者は今までに見たという記憶が無い。)
もし後者のマークが CD 上にあったとしても、ほとんどの人はたいして気にしないで CDプレーヤにいれるはずだ。(ワタシだって、いちいちそこまで見ないし、見たとしても知らなきゃ気にしないで再生する)
CCCD が原因だと知らずに、何度も CDプレーヤを買い換えている人がいないことを祈る。CCCD を知らない人は、きっとこういう会話をしてるに違いない。
「なんか、最近立て続けに CDプレーヤが壊れちゃって〜」
「なんか再生できない CD があるのよねぇ。調子悪いから買い替えよっかなぁ。」
はっ!オーディオ機器メーカーも喜んでたりして。CDプレーヤの売上が伸びてるとかいう資料があったりして。
いや、そういう冗談はおいといて。。。
CCCD には消費者に事実を伝えるために 、
「MP3対応、CD-R/CD-RW対応プレーヤや、DVDプレーヤでは再生できない可能性があります」
とか
「オーディオ機器を壊す可能性があります」
と明記すべきだと思う。
そうそう、きちんと「CCCD」と区別して表示している Amazon もえらい!
表示が無かったら間違いなく買ってたよ。(で、車用のCD-Rを作れずに後悔してたよ)